新庄采配ズバリ！「この活躍できたら給料がボンって上がる」ドラ５ルーキー奈良間が２安打２打点

■パ・リーグ１５回戦　日本ハム８－６ロッテ（８月２日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

相手先発・美馬の被打率データに基づいて起用

　新庄采配ズバリ―。日本ハムの奈良間大己内野手（２３）が２日、ＺＯＺＯマリンで行われたロッテ戦にスタメン出場し、先制適時打を含む２安打２打点の活躍を披露した。新庄剛志監督（５１）は試合前、データに基づいて起用の根拠を力説していた。意気に感じたドラフト５位ルーキーは力強いスイングで期待に応えて見せた。

　二回２死二塁で、高めのシュートを右前にはじき返す先制適時打。「先制点を取る事ができて良かったです。矢沢選手、お誕生日おめでとう」とコメント。２軍で奮闘しているドラフト同期との絆をアピールした。１点リードの三回１死満塁では、フォークをしぶとく左前に転がし、追加点をゲット。「積極的にいけたので、自分としては良かった」と納得の表情を浮かべた。

　ロッテ先発は右の美馬だった。新庄監督が着目していたのは、顕著に傾向が表れていた被打率。試合前時点で右打者に対して・３０１と打ち込まれており、左打者を・２０７に抑えていた。後半戦はスタメン固定を目指しているが、上川畑やハンソンを選ばず「ショートは奈良間くん。美馬くんは右バッターの方が抑えていないんですよ」と、自信を持って送り出した。