高校野球
2023/08/03 19:00

【甲子園組み合わせ抽選】北海は大分・明豊、クラークは群馬・前橋商と対決 W初戦突破目指す

全国高校野球選手権大会(6日開幕、阪神甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた(撮影・大島拓人)

 全国高校野球選手権大会(6日開幕、阪神甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。2年ぶり40回目の出場となった南北海道代表・北海は第5日(10日)の第2試合で明豊(大分)と対戦。7年ぶり2度目の出場となる北北海道代表・クラークは第3日(8日)の第2試合で前橋商と対戦する。

北海・平川監督「初戦を勝って、チームがどう変化していくか」

 共に初戦突破に照準を合わせた。北海・平川敦監督(52)にとって夏の甲子園出場は8度目となるが、準優勝した2016年以外は全て初戦で敗退している。相手に囚われることなく、まずは1勝をつかみにいく。「何とか初戦を勝って、チームがどう変化していくか。初戦を抜けられれば。初戦が大体いつもダメなんで」と力を込めた。「1つ勝てるか勝てないかが大きい。1勝したら安心するだろうし、ちょっとは楽になると思う」と鬼門を突破し2016年超えの優勝を目指す。

「5日目以降を引け」の指令に、今北主将「実現できた」

 くじを引いた北海・今北孝晟主将(3年)は会場への移動中に、立島達直部長(33)から「5日目以降を引け」と言われていたそう。見事な〝結果〟を残し「実現できた」とニッコリ。7月31日に大阪入りし、数日が経過。「最初は暑いと感じたけど、慣れてきましたしびっくりするような感じではない。これから練習して暑さへの免疫を付けたい」と甲子園仕様の体に持っていく。「チームとして向かっていく集団を作って臨めるようにしたい」と意気込んだ。

クラーク・新岡主将「あとは大舞台で勝つこと」

 一方のクラークも春夏合わせて、甲子園での勝利はない。クラーク・新岡歩輝主将(3年)は「この高校に入ってから甲子園や神宮だったり、いい思いはしてきている。あとは大舞台で勝つことができていない。クラークとして1勝というのは監督にプレゼントできれば」と、自身3度目となる聖地で初白星を誓った。

佐々木監督「新岡中心の守りと攻めになる」

 佐々木啓司監督(67)も「新岡中心の守りと攻めっていう形になると思う」と信頼を寄せる。1日の練習では37.5度を記録したが、こまめな水分補給などで対策を練っている。「そういう面ではだいぶ体調管理はできてきたのかなと思っている。もう1つ2つチェックしながら」と初戦に向け万全の態勢を構築していく。甲子園開幕も迫ってきた。灼熱の大阪で、南北勝利という吉報を届ける。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい