先発の北山が五回途中KOで2軍再調整 救援の石川が昇格へ
■パ・リーグ16回戦 日本ハム5ー7ロッテ(8月3日、ZOZOマリンスタジアム)
新庄監督が決断 1軍選手登録を抹消
日本ハムの北山亘基投手(24)が3日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦に先発し、五回途中5失点でKOされた。試合後、新庄剛志監督(51)は北山を抹消し、2軍で再調整させる意向を示した。代わって中継ぎ要員の石川直也投手(27)が昇格する見通しだ。
悔やむ四球からの失点 フォーム修正が課題
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イメージとリアルが合致しない。一回と三回は打線の援護を受けた直後に失点。五回には3巡目を迎えたロッテ打線につかまり、勝ち越された。3連勝が懸かった大事な試合のマウンドだったが、我慢しきれず「三回はフォアボールからの失点で、本当にもったいなかった。試合中盤になるにつれて、球速帯も不安定な部分があったり、課題だらけの内容だったので、反省するところがたくさんあった」と厳しい表情を浮かべた。
生命線となる直球の制球が定まらなかった。原因の一つはフォームだ。「イニングが進むにつれて、横振りの腕の振り方というか、ちゃんと叩けない動きになってきた。ここ数試合はその傾向がちょっとある」と認めた。当然、この日も修正を試みようとした。しかし、理想通りに体は動かず「改善したいと思っていたんですけど、きょうもちょっと四、五回ぐらいからそういうところが出た」と悔やんだ。
まだまだ成長過程の2年目右腕 さらなる進化期す
今年4月に中継ぎから先発に転向し、初めてローテーションに加わった。全てが順風満帆ではない。ライバル球団も攻略のため、必死に研究してくる。「(相手の)対策も変わってきますし、明らかにチームとして作戦を立ててきていると感じる時もある」。命じられた2軍調整は、一流の先発投手へと進化するための機会。向上心旺盛な2年目右腕は、正面から宿題と向き合い、必ず正解を導き出す。