札幌DF岡村がリーグ戦2ヶ月ぶり白星誓う「左足の良いキックを見せる時がきた」
■8月4日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
3日から完全合流
北海道コンサドーレ札幌は6日のアウェー鹿島戦(カシマ)を控え、ボール回しなど軽めのメニューで調整した。7月15日の新潟戦(札幌厚別、0●1)で相手と交錯した際に、右膝の裏側付近を負傷して別メニュー調整中だったDF岡村大八(26)は今月3日から完全合流。まだ万全ではないが、先発出場へ意欲満々だ。3週間ぶりに再開するリーグ戦で2カ月ぶり白星を手にして、シーズン後半戦への巻き返しにつなげてみせる。
右足負傷部分の回復具合と発熱の影響もあって、約3週間ぶりに全体練習に完全合流した岡村。「天皇杯を控えた中で、チームに迷惑をかけてしまった。急ピッチでコンディションをつくって、何とかリーグ戦に間に合うようにしたい。試合で使われるかどうかはミシャさんに任せているので、自分は練習でパフォーマンスを発揮して、メンバーに選ばれるように頑張っていきたい。(負傷部分は)だいぶ良くなったんで、試合の時には完璧にいけると思います」。手負いの体にムチを打ってでも、鹿島戦には間に合わせるつもりだ。
サポーターの思いも背負い
この日は夏休みということもあって、多くの子供たちやサポーターが駆けつけた。一人一人、丁寧にサインするなどファンサービスを行った。「自分たちがサッカーできてるのは、サポーターやファンがいるおかげ。言ってくだされば応じるのは当たり前で、普通のことだと思う。僕としては幸せなこと、ほんとにありがたいなと思う限り」。サポーターの思いも背負い、ピッチで勝利を分かち合う瞬間を目指す。
インターハイ出場の母校には「白い恋人」などを差し入れ
今年は北海道でインターハイが開催。男子サッカーは旭川で行われた。岡村は開幕に合わせて、2連覇を狙う母校・前橋育英(群馬)に、白い恋人と経口補水液をクラブスタッフを通じて差し入れした。「ちょっと甘いのはきついかなと思ったんですけど、糖質摂った方が良いなと(笑)」。残念ながらチームは3回戦で敗退。「リベンジを。選手権で(タイトルを)取ってほしい」と、全力で戦った後輩たちをねぎらった。