高校野球
北海・熊谷 140キロ超の投手揃う明豊撃ちへ闘志「勢いあるストレートをどう打ち崩せるか」【夏の甲子園】
明豊は名門 やってやろう
北海ナインは4日、非公開で練習を行い、明豊(大分)との1回戦(10日)に向けて汗を流した。熊谷陽輝(3年)がオンライン取材に応じ、明豊の印象を語った。「名門校だと思う。強いと思うんですけど、やってやろうと。やりがいのある相手」と闘志を燃やしている。
投打において順調に調整
攻守でフル回転が期待される熊谷は、投打において順調な調整を重ねられているようだ。投手では平川敦監督(52)の指導の下、低めに投げきれる制球力を磨いている。「まだ低めに投げきれていない。もっと体を使えば、低めでもボールは伸びると言われました」。南北海道大会で3本塁打をマークした長打力は健在。大阪入り後の練習でも柵越えが飛び出すなど、感触は良好だ。「状態は良いです」と自信を覗かせた。
相手投手陣に警戒心
3年連続で出場となった明豊は、2009年に現在ソフトバンクに所属する今宮健太内野手(32)を擁してベスト8まで進出するなど、大舞台で結果を残す強豪校。エース右腕の中山敬斗(3年)を筆頭に、140キロ超えの投手がずらりと並ぶ。熊谷も「ピッチャーはストレートが強い。縦の変化球もキレが良い。勢いのあるストレートをどう打ち崩せるか」と警戒心を強めた。
2年前はブルペンから見つめた甲子園のマウンド
2年ぶりに戻ってきた聖地。2年前はブルペンから現ソフトバンクの木村大成投手(19)の投球を見つめた。「木村さんが1人で投げてて、次行くぞと言われていた。(甲子園のマウンドは)もう少しで上がれた場所だったので、ようやく戻ってきたなという感じがあります」。残り1週間で仕上げ、今年は熊谷の夏とする。