ファイターズ
稲葉氏 来季日本ハムGM就任へ
現GM吉村氏は本部長職に専念
日本ハムOBで侍ジャパンの監督として東京五輪を戦った稲葉篤紀氏(49)が来季、球団のゼネラルマネジャー(GM)に就任することが24日、分かった。吉村浩チーム統括本部長兼GMは、GMを退任し、本部長職に専念するもようだ。
稲葉氏は2005年にヤクルトからFA権を行使して日本ハムへ移籍。06年の日本一に貢献するなど、北海道移転後のチームの主力を担った。12年には2000安打を達成。札幌ドームでは「稲葉ジャンプ」の応援スタイルが定着し、絶大な人気を誇った。
現役引退後の15年から球団のスポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO)に就任し、地域貢献活動などを通じてファンと触れ合ってきた。ユニホームを脱いでからも球団、北海道への恩返しを望んでいた。
21年東京五輪では、野球日本代表を率いて金メダルを獲得し、9月に代表監督を退任。低迷が続き、新体制へ移行する日本ハムから、再建を託されることになった。来季からドラフトや選手育成を含め、編成面で手腕を発揮していく。