■８月５日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

―３週間ぶりにリーグ戦が再開する。ケガ人もいてやりくりが難しい状況だが、どのように戦うか
　ケガ人が多い、あるいは勝ちから遠ざかってしまうという状況は、必ずどのチームでもシーズン中１、２回来ることで、今我々はそういう状況にある。ケガ人、あるいはケガから復帰した選手も含めて、なかなかチーム状態は良いとは言えないが、我々札幌は誰かの選手に頼ることなく、常にチームとして戦ってきた。それぞれの選手がそれぞれの役割をしっかりと全うする中で、明日のゲームも我々札幌の戦いというのをしっかりと見せたいというふうに思っている。
　リーグ戦で２連敗していて、天皇杯にも敗れたということで、非常に苦しい状況ではあるが、こういう状況を乗り越えていけるのも我々しかいない。チーム一丸となって、明日のゲームで良い結果を収めて帰って来られるよう、全力で戦うしかない。

相手はおそらく堅い守備からカウンターを狙ってくる

―ホームでの鹿島戦（０●１）は悔しい負け方だった

　鹿島とのホームゲームだけでなく、良いゲームをしながら、相手を上回りながら敗れた試合というのはこれまでもあった。そういった悔しい敗戦から一つ一つ学んで、そういうゲームをものにできるようになっていかなければいけない。
　相手はおそらくしっかりとした堅い守備からカウンターを狙ってくると思う。本来であればクラブ規模の大きいチームが、自分たちでボールを支配して相手を攻めるという戦いをしてくるが、今回は真逆の展開になるだろう。自分たちが狙いとするところを明確に持ちながら、そうした相手に対してもしっかりとポイントを取っていけるように戦いたいと思っている。

―１週間に４度の飛行機移動は大変では
　一番きついのは選手だと思う。選手たちが移動の中で、できるだけ疲労が無いように我々としてもオーガナイズしていきたい。