コンサドーレ
札幌MF駒井 「点を取ってチーム助ける」不敗神話弾でリーグ戦2カ月ぶりの勝利だ
■8月5日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
鹿島に最後に勝利した20年の試合で決勝ゴール
北海道コンサドーレ札幌は6日のアウェー鹿島戦(カシマ、18時キックオフ)に向けて、11対11などで最終調整し、遠征メンバーは敵地へと向かった。鹿島に対しては2021年からの公式戦7試合で勝ち無し(3分4敗)と苦杯をなめさせられているが、その負のスパイラルを打破するキーマンとして期待したいのが、最後に鹿島に勝利した20年の試合で決勝ゴールを挙げたMF駒井善成(31)だ。
ゴールを決めれば24戦負け無し(23勝1分)
札幌はさらに直近5試合のリーグ戦で勝ち無し(2分3敗)。2日の天皇杯4回戦では柏に0-1で敗れてベスト16での敗退が決定するなど、なかなか調子が上がってこない。そんな暗いムードを、ゴールを決めれば24戦負け無し(23勝1分)という不敗神話を持つ駒井が吹き飛ばしてみせる。
「チームを助けられる選手が良い選手」
札幌が前回鹿島に勝利したのは20年10月18日の札幌ドームでの一戦。この試合の前半41分、左サイドのDF福森晃斗(30)からのグラウンダークロスに反応し、ゴール前にすばやく顔を出して右足で押し込んだのが駒井だった。そのゴールを守り抜いた札幌は1-0で勝利し、クラブ史上初となる鹿島相手のシーズンダブルを達成した。
この得点がリーグ通算18点目のゴールだった駒井は、それ以降も計8得点を積み重ねているが、依然として不敗神話を継続中。札幌でのゴールに限れば11戦全勝と驚異的なデータを残している。3年前のゴールのことを覚えているという駒井は「チームが苦しいときに、いつも自分が(点を)取って勝ってきたというのはあると思うので。こういうときに点を取って、チームを助けられる選手が良い選手だというふうに思っているので、次の試合で証明できるように頑張りたい」と、前回同様自身のゴールでチームを勝利に導くことを狙っている。