■全国高校野球選手権第１日（８月６日、阪神甲子園球場）
▽開会式

４年ぶりにベンチ入りメンバー全員で行進

　全国高校野球選手権が６日、阪神甲子園球場で開幕した。新型コロナの影響もあり、昨年は主将のみの入場行進だったが、今年は４年ぶりにベンチ入りメンバー全員で参加。行進後に水分補給の時間が設けられるなど、暑さ対策も施された。北北海道代表のクラークは第３日（８日）に前橋商（群馬）と、南北海道代表の北海は第５日（１０日）に明豊（大分）と対戦する。

クラーク・新岡主将「春とは雰囲気も全然違った」

　快晴の空の下、クラークと北海の両校が堂々と入場行進した。クラークの新岡歩輝主将（３年）は「思ったよりもあっという間でした。春とは雰囲気も全然違って楽しかったです。このグラウンドに久しぶりに戻ったな、という感じはありました」と振り返った。北海の今北孝晟主将（３年）は「結構、人も入っていて、ちょっとびっくりした」と目を丸くした。

北海・今北主将「やっと始まったなと実感した」

　試合日が近づき、熱戦の場となる甲子園球場に立てたことで気持ちは引き締まった。「暑さにどう対応していくかを考えていました。今日は結構、風があったので涼しいときもありました。ピッチャーとしては『このくらいが嬉しいな』と思っていました」と新岡。一方の今北は「やっと始まったなと実感した。そういう気持ちと、やってやろうという気持ちがありました」と闘志を燃やしている。今北が「（暑さには）もう慣れてきました」と話すように、大阪仕様の体に仕上がってきた。あとは試合に勝つだけだ。