《SHINJOの信条》(今宮は)お手本のようなバッティング。うちも参考に
■パ・リーグ17回戦 ソフトバンク6ー1日本ハム(8月6日、エスコンフィールド北海道)
―(試合後、自ら切り出し)
「ポンセはきょう、テンポを上げてくれと伝えて、良いテンポで投げていたんですけど、フォアボール5個がね。でも、2点で何とかゲームはつくってくれたので。さあ、こっから、という時のビハインドのピッチャーが試合つくってくれたら面白いんですけどね。建山コーチもそのへんはものすごく考えて起用はしていると思うんですけど」
―内野のミスが多い
「きょうは、(内野守備の練習を組み込み)バッティング(練習)を短くした。ああいうプレー(エラー)は、内野の守備(練習)をちょいちょい入れていかないと変わらないから、というところで。これからもああいう練習をさせていきながら。他の球場であれをやっても意味ないですからね。この球場で。でも、芝生が柔らかい、そして、土に行った瞬間に打球速度が上がる。イレギュラーもするというところで、大事にいくのは分かるんですけど、ここでやる以上はそのへんを慣れていかないとどうしようもないので」
―奈良間のエラーは、ヒットでもおかしくない打球だった
「捕る位置が悪いかな。もっと左から、ボールを捕らえに行くような形。打球がちょっと変わったのかは分からないですけど、プレッシャーはプレッシャー。ピッチャーも、ああいうエラーでガクンと球数も増えるし。そこで何とか野手が一生懸命守って、それを取り返してあげようという気持ちはあると思うんですけど、やっぱりこうガクッとはなるのでね。そのへんはうちのチームだけじゃない。他のチームも。でも、今は打線を固定し始めた。あとはもう、出ている固定のメンバー、個人個人が成績を上げていって打線になる。見守っていきながら、期待を持って、経験を積ませてやることが一番大切なのでね」
―投手の防御率が後半戦で悪化。疲れも
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「疲れ…。そういうことを言っていられないですからね。そういう時は相手のバッターのタイミングを狂わすとか。スチュワートもクイックとかできなかった、1、2カ月前まで。きょうはタイミングをずらして、クイックもできていて意識が変わっていた。きょう、走れるかなと思っていたけど変わっていた」
―今宮のホームランに驚いていたが
「びっくりですよ。うちのピッチャーのスピードを利用してコツンって最短距離で。パーンと当てて。それであそこに飛んだ。それか、今宮くんがウエートしてパワーつけたか(笑)。あれはお手本のようなバッティング。良いところはうちも参考にしながら。悪くなかったんですよ、ロドリゲスは。真っすぐのキレも良いし、リリースポイントの力もパーンと100%出せていた。打ったバッターがうまかった」
―石川が不安定
「でも試さないと分からなかったので。きのう久しぶりに投げて、きょうどうかなというところで。ちょっとフォークの落ち方が以前とは違うというか。どろーんという落ち方であれば、バッターは見やすい。真っすぐがちょっと142、3キロ。でも142、3でも抑えられるピッチャーは抑えられるので。経験のあるピッチャーなので自分で修正して次の登板に期待したい」
―2軍で矢沢が登板。1軍に呼ぶタイミングは
「次から呼ぼうかなと。次のカードから。矢沢くんの場合はいろいろとプランがあるから。こっちがいきたいと思っていても順序があって、いろいろ体力面とか体のケアとかしながら。トレーナーと相談しながら。良い選手なので」
―二刀流の矢沢は野手の仕事が軸になるか
「とりあえずはね。両方なんですけど、決めはしないですね。軽減させながら見て、良い方向、一番良いと思う起用法が見えてくると思うから。それが僕たちの仕事なんで」
―5日の試合でKOされた伊藤は再調整もあるか
「(状態の良い先発投手が)いないでしょ、2軍に。でも次は大丈夫だと思いますよ。なんとなく。以前も次の登板でダメだったら、2軍の方に行ってもらうみたいなことを話した時に、バチッと抑えたので」
―伊藤は次もローテーションで
「そうです」
―次がラストチャンスか
「いや、ラストチャンスではない。まぁ、見てからね」
―明石家さんまさんが来場していた。試合前に『おい、シンジョウ!』と監督を呼んでいたが
「番組で何度も共演しているので、たぶん友達感覚で」
―聞こえていなかったか
「いや、僕、(監督室で)データを見ていたので、行けなかったです」
―球場が盛り上がっていたのは
「(データを)読み終わって、さあ行こうと思ったら、さんまさんと大泉くんがいて。会ってはいないです。何で来ていたんですか? NHKの収録? 今度会ったらお礼を言っておきます」