打力を生かす手段

　日本ハム・野村佑希内野手（２３）の外野手挑戦プランが本格化しそうだ。新庄剛志監督（５１）が打力を生かす手段として、提案。「バッティングの調子が良いので外野でどうかなと。練習するのはタダなので様子を見て、一番ベストなオーダーを（組みたい）」と意図を説明した。

一塁＆ＤＨではマルティネス、郡司らと競合

　野村は三塁を主戦場にしていたが、守備に不安を残し、清宮が三塁に定着した。現状、一塁かＤＨで起用されているが、同じポジションにマルティネス、郡司、加藤豪らがいて渋滞気味だ。指揮官は強打者を同時に出場させる方法を模索。一つのオプションとして野村の外野テストを決めた。

新庄監督「感覚さえつかめれば」

　高校時代に投手、外野手の経験がある。厳しい目で外野手を評価する新庄監督は「肩がそんなに弱くないので、ちょっと見て。あとは打球を捕らせて、感覚さえつかめれば」と期待。早期に実戦で試す意向も示した。

野村「出る場所が増える」

　本職の万波からグラブを借り、外野の練習を開始した野村は「できた方がいい。現状では出るところがなかなかない。出る場所が増える」と前向きに捉えていた。もちろん、三塁へのこだわりもあるが「サードは清宮さんがいて厳しい状況。今は出るところを探しながらやっていきたい」となりふり構わず、輝ける場所をつかみにいく。