コンサドーレ
《平川弘のCool Eye》このままズルズルいくと、まずい状況になってきた
3試合連続完封負けで13位後退
開始12秒で先制パンチを浴びていいところなく敗れた鹿島戦。3試合連続無得点負けで順位も13位まで下がった。ちょっと前まで得点数はリーグトップなんて言われてたが、神戸と横浜Mに抜かれ、気が付けば得失点差は-2。ちょっとこのままズルズルいくと、まずい状況になってきた。
少し距離をとっていたのが競り負けた原因
相変わらずケガ人が多くベストな状態にならない札幌。精神的支柱のGK菅野がふくらはぎの肉離れで離脱しているのが最大のネックだろう。大谷も頑張ってはいるが試合勘が戻るまでには時間がかかる。体調不良で休んでいた岡村が復帰したが、コーナーの肉弾戦で植田に競り負け得点を許した。岡村の専売特許である対人で負けたのは、まだ体調がベストではなかったのかもしれない。3点目の鈴木のヘッドもCKからの失点で、マークの付き方の修正が必要だろう。鹿島の植田、鈴木、関川の3人に対し札幌はマンツーマンでマークをつけていた。ただ、その3人が固まってスタートを切るため、最初からタイトにくっついているとスクリーンされてマークを剝がされる可能性があった。そのため少し距離をとっていたのが競り負けた原因だろう。いくらやり方を変えても最後は気持ちで体をぶつけるしかないが。