白老出身の根本 エスコン初見参 今季1軍初先発「真っすぐは自信がある」
10日の西武戦に先発 自然体を強調し「しっかり腕を振って」
日本ハムの根本悠楓投手(20)が10日、エスコンフィールド北海道で行われる西武戦に先発する。今季、1軍初登板。前日の調整を終えて「あまり考えすぎても(仕方がない)。しっかり腕を振って投げていきたいです」と自然体を心がけていた。
昨季は11試合に先発し、3勝を挙げた。防御率は2・52。ブレークのきっかけをつかみ、今季はローテーション投手として、フル回転を期待されていた。
昨季3勝も今季は春季キャンプで出遅れ 2軍で試行錯誤の日々
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ただ、2月の春季キャンプ終盤から、状態が上がらなかった。フォームや球威がしっくりこないまま、開幕1軍入りを逃した。以降は2軍で出番を待つ日々。はやる気持ちを抑え、直球の質をテーマに試行錯誤してきた。
約4カ月、1軍に呼ばれなかったが「単純に調子も良くなかった。実力が足りない感じだった」と潔く認め「オフの取り組みが悪かったのかなという部分の悔しさもあるし、単純に1軍で投げられない悔しさもあります」と胸の内を明かした。
新球場からリスタート 「今年の最初はダメだったけど、修正はできた」
今月3日のイースタン・リーグのヤクルト戦で六回途中1失点の好投を見せ、昇格を勝ち取った。出遅れたが、挽回の時間は残されている。
「真っすぐは自信がある。今年の最初は全然ダメだったけど、修正はできたと思うので、真っすぐで押していければ」。白老町出身の高卒3年目左腕がエスコン初見参。本拠地のファンの後押しを受け、大きな一歩を踏み出す。