来日初先発のマーベル 五回途中3失点(自責0)で黒星 ミスした山田に「全く謝ることはないよ」
■パ・リーグ16回戦 西武6ー0日本ハム(8月9日、エスコンフィールド北海道)
五回2死からほころび 死球と味方失策をカバーできず3失点
6月に新加入した日本ハムのジェームス・マーベル投手(29)が9日、西武戦(エスコンフィールド北海道)で来日初先発。五回途中5安打3失点(自責0)で黒星を喫し、「先発として長いイニングを投げることが使命なので、そこができなかったことが、きょうの反省点です」と悔やんだ。
0ー0の五回2死から死球と二塁手・山田の失策で二、三塁のピンチを招き、源田の中前2点打、続くペイトンの左中間への適時二塁打で3点を失った。試合後には、ミスを犯した山田と会話したことを明かし「山田に対して全く謝ることはないよ。謝らなくていいという話はしました」と柔和な表情を浮かべた。
敗戦の責任かぶる 「しっかりと抑えるのが投手の役割」
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二回には山田が中堅に抜けそうな当たりを好捕。併殺打を完成させ、ピンチを脱した。「山田のおかげでダブルプレーが取れて失点を防げた場面もあった。僕の後ろを守ってくれている野手の皆さんにかなり助けられた。エラーは必ず起きるものですし、しっかりと抑えるのが投手の役割だと思っているので自分の責任です」とかばった。
建山コーチは高評価 次回は再びブルペン待機
建山投手コーチは「本当によく投げてくれたと思います」と評価。「来週のローテの兼ね合いもありますし、次はいったんブルペンに入ってもらおうと思います」と再びリリーフに回ることを示唆した。
研究熱心な助っ人右腕は「次回の登板に向けて、きょうの内容をしっかりと分析して調整したいと思います」と頼もしかった。