夏の甲子園が盛り上がっている。１０日は南北海道代表の北海が、延長戦の激闘を制して１回戦を突破。聖地での熱戦に注目していた今川は「球場に来た時には逆転されたところで、後から聞いたら逆転で勝ったと聞きました。スゲーッ！」と、興奮を隠しきれない様子だった。

　東海大四（現東海大札幌高）出身の今川にとって、同地区のライバル校は特別な存在だ。「僕の１個上と２個上の代はコールド負けしたり、いつもボコボコにされてました（笑）。でも同じ南北海道でプレーした選手って（甲子園で）北海が勝つとうれしいんですよね。北海道勢が勝ったら盛り上がるし、身近に感じているので応援しています」と、北の球児たちにエールを送った。

　道球界全体の発展に期待しつつも、１番の願いは当然、後輩たちの躍進だ。「やっぱり母校に勝ってもらいたいですよね。いつか甲子園で優勝してもらって、差し入れがしたいですね～」。深紅の大優勝旗が、再び津軽海峡を渡る日を待っています。