ファイターズ
伏見が根本との道産子バッテリーで白星 「うれしかった。思い入れのある試合」 試合後はほっこりするやり取りも
■パ・リーグ17回戦 西武5-6日本ハム(8月10日、エスコンフィールド北海道)
若き道産子左腕を好リード「何とか勝ちがついてほしい思いでした」
本拠地・エスコンフィールド北海道で、待望の〝道産子バッテリー〟が結成された。日本ハム・伏見寅威捕手(33)が10日の西武戦に「8番・捕手」先発出場し、今季初先発となった20歳の根本を好リード。試合後には「根本に聞いた方がいいんじゃないですか」と配慮しつつ、「うれしかったです。思い入れのある試合。最初から僕も気持ちが入っていましたし、本人も今季初登板で気持ちが入っているのが分かっていた。何とか勝ちがついてほしい思いでした」と喜びをかみしめた。
試合前には入念にミーティング
13歳下の後輩とは、オープン戦で組んで以来のタッグだった。試合前には入念にミーティングを行い、「向こうから結構こんな時はこういう球を使ってとか言ってくれました」。活発な意見を交換し、「2軍でやってきたことを出そうね」と声を掛けたという。
反省もあった。「あそこは一番悔しいところ…。収穫もありつつ、課題もありつつですね」と振り返ったのは3点リードの五回。2死一、二塁から西武のドラフト1位ルーキー・蛭間に同点の右越え3ランを浴びた。その場面を振り返っていると、根本がニコニコしながら通りかかった。