■Ｊ１リーグ第２３節　札幌１－１鳥栖（８月１２日、札幌ドーム）

―試合を振り返って
　今日のゲームは非常にテンポのいい、インテンシティーの高い、非常にアグレッシブな戦いだった。現代のサッカーのモダンな部分というのは非常に見てとれた素晴らしいゲームだったが、我々が今の状況の中で勝利を掴み取るには、これでもまだ足りないということなんだと捉えている。
　チーム状況が厳しい中で選手たちが見せた今日のプレーというのは素晴らしいものを示しくれたと思うし、前半から非常にアグレッシブにボールを奪い、自分たちの狙いとする攻撃の形を見せてくれた。とくに後半は、相手にほぼほぼチャンスを与えないような展開がつくれていたと思うし、２点目、あるいは３点目が取れていてもおかしくないシーンというのは、十分つくれていたと思う。ただ、そういった得点のチャンスを自分たちがものできない中で、相手の少ないチャンスを決められて引き分けに終わってしまった。
　素晴らしいプレーをしてくれた選手たちを褒めたいと思うが、勝てなかったという結果に関しては非常に悔しい思いである。今の我々におかれている状況というのは、このぐらいのゲームをしてもまだ勝ちに届かない、運も味方しないのかと捉えざるを得ない。

―先日、選手たちだけのミーティングを行った