左手中指の打撲から復帰の上原「コンちゃんにどれだけ通用するか」 13日のソフトバンク戦に先発
中10日で最短復帰 最高の仕上がりで登板へ
日本ハムの上原健太投手(29)が13日、ペイペイドームで行われるソフトバンク戦に先発する。試合中に左手中指を打撲したが、中10日で復帰。けがの不安はなく「実力も実績も備わっている打線だと思うので、とにかく自分のできることをぶつけていくしかないと思う」と本番を見据えていた。
11日にブルペン入りし、約30球を投げた。今月2日のロッテ戦(ZOZO)で打球を受け、負傷した左手中指は回復。球威、キレなど感触は上々で「あしたの登板が不安になるくらい良かったですね。今年イチのピッチング練習をして、投手コーチには『調整ミスやぞ』と言われました。試合で1球も投げたことがないようなボールが投げられた」と笑った。
同学年の近藤を最警戒 「楽しみではないかも」
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ソフトバンクとは今季初顔合わせ。打線の核となっているのは、同学年の元チームメート、近藤だ。データを洗い、シミュレーションしているが、封じ込めるのが難しい強敵。上原は「こんな感じかなとイメージしているんですけど、コンちゃんにどれだけ通用するか、というのは怖くもあり楽しみでもあり」と言いかけて逡巡(しゅんじゅん)。一呼吸置いて「…やっぱり楽しみではないかもしれない」と警戒心を募らせた。
今季12度目の先発マウンド 狙うは約2カ月半ぶりの白星
今季は12試合に登板し、1勝にとどまっているが、防御率2・70をマークしている。「あれこれ考えても空回りする。自分の球をしっかり投げていけば、何とかなるんじゃないかな」。ラスト1カ月半。集中力を切らさず、ローテーションを守り抜く。