ファイターズ
《ハム番24時》8月12日
気持ちがこもった「蓮くん、頑張れ~!」の大声に、ほっこりした。12日の2軍楽天戦は青森・弘前開催。先発は同・八戸出身の福島だった。スタンドで声援を送っていたのは、育成右腕の出身少年野球チーム・ダイヤモンドクラブ八戸の子どもたち。憧れの先輩の投球をじっと見つめ、目を輝かせながら声を出していた。
試合後、福島は「応援、しっかり聞こえました。うれしかったし、力になりました。頑張ったらプロになれるよっていうのを、ちょっとは見せられたかな」と笑った。子どもたちと一緒に観戦していた同チームの曽我監督は「蓮(福島)は昔は今みたいに背も大きくなくて、プロになるなんて思っていなかった。蓮が頑張ってくれているから、今の子どもたちにも『頑張ればプロになれるんだよ』って伝えられるんです」と目尻を下げた。〝凱旋登板〟を喜ぶ人たちのうれしそうな表情をたくさん見て、プロ野球の素晴らしさを感じた一日だった。