ファイターズ
8年目左腕の上原 故障明けで〝奮投〟2勝目 「寅威さんが頭をフル回転させ、リードしてくれた」
■パ・リーグ20回戦 日本ハム5ー3ソフトバンク(8月13日、ペイペイドーム)
元チームメートの近藤に2ラン被弾も粘投 上々の6回2失点
日本ハムの上原健太投手(29)が13日、ペイペイドームで行われたソフトバンク戦に先発し、6回2失点で今季2勝目を挙げた。警戒していた元チームメートの近藤健介外野手(30)に2ランを浴びたが、リードを保って降板。3カードぶりの勝ち越しに貢献した。
苦心のマウンド イニング間にブルペン投球も
今年一番と自画自賛した11日のブルペン投球とは対照的に、マウンドで苦しんだ。頼れる球種が定まらず「全部(の球種が)微妙でストライクも取りにくい。本当に一つプツンと(集中力が)切れたら、大崩れしそうな感じだった」と振り返った。イニング間にもブルペン入りし、改善を図った。不用意な四死球を避けるよう努め、走者を出してからも丁寧にコースを突いた。
状態が悪いと自覚しながらも、83球を投げ、6回2失点にまとめた。我慢し続けたことに価値がある。8年目左腕は「なぜ抑えられたのかが分からないくらい。(伏見)寅威さんがたぶん頭をフル回転させ、リードしてくれた」と先輩捕手に感謝し「すごくいい勉強になりました」と収穫を口にした。