ファイターズ
2023/08/13 22:45

吉田輝星 2軍戦で秋田凱旋 「応援してもらえるか不安でした」

故郷・秋田で1回無失点の快投を見せた吉田(撮影・近藤裕介)

■イースタン・リーグ14回戦 日本ハム4ー5楽天(8月13日、秋田)

4番手登板で1回1安打無失点 大歓声を力に変えた

 背番号18がマウンドに向かうと、敵地が一瞬でホームに変わった。秋田出身の日本ハム・吉田輝星投手(22)が13日、2軍楽天戦で〝凱旋登板〟。1球投げるごとに送られる割れんばかりの大歓声を力に変え、1回1安打無失点と好投した。

 「すごい歓声をもらって、緊張することもなく、最近の中では一番良いピッチングができました。応援してくれたことに感謝したいですし、すごくうれしかったです」

気温とともに気合も上昇 ピンチも併殺でピシャリ

 気温は35℃。「マウンドに上がると暑さは感じないタイプなんですけど、やっぱり寒いより暑い方が『よし、絶対抑えてやるぞ』って気持ちが入る」。灼熱(しゃくねつ)のマウンドで吉田の直球がうなりを上げた。

 先頭の沢野への初球は、この日最速の147キロをマーク。拍手の雨が降り、盛り上がりは最高潮に達した。1死後、内野安打と三塁・福田光の失策で一、二塁とピンチを背負ったが、表情は自信満々だ。続く安田を三ゴロ併殺に仕留め、輝星スマイルが弾けた。

よみがえった球威 「本来のスタイルの通りにできた」

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