札幌特別指定DF岡田大和 オランダ1部移籍の米子北高後輩MF佐野航大から刺激
■8月15日、札幌・白い恋人サッカー場
佐野はJ2岡山からNECナイメヘンへ完全移籍
北海道コンサドーレ札幌は19日の敵地・京都戦(サンガスタジアム)に向けて全体練習を行った。2024年からのチーム加入が内定している福岡大4年のDF岡田大和(22)も精力的に汗を流した。14日にJ2岡山からNECナイメヘン(オランダ1部)への完全移籍が発表されたMF佐野航大(19)は、米子北高の後輩で共に全国高校サッカー選手権に出場した。後輩のステップアップを刺激に自らの成長を促す。
岡田はリーグ戦2試合ベンチ入り「実力で入ってる気がしない」
J1第22節の鹿島戦、J1第23節の鳥栖戦と2試合連続でベンチ入りを果たしたが、リーグ戦デビューはまだお預けとなっている。岡田自身も「正直、人がいないから(ベンチに)入ったと思っている。実力で入っている気がしなくて、実際に出られてないですし、そういうところでは入ったからOKという感じは一切ないです」と当然満足はしていない。
ルヴァン杯は3試合出場「練習からミスを減らしていかないと」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
ルヴァン杯3試合に出場したが、レベルの違いも感じている。「一つのミスで状況が大きく変わってしまう世界。練習からミスを減らしていかないと試合では通用しない」と気を引き締めた。それでもプロのレベルにもまれたことで確実に成長している。「球際の部分だったり左足からのキックは、以前に比べていいプレーが出せるようになってきている」と自信を深める。
1年生で「僕から10番を奪って、期待されていた」
また刺激となる出来事もあった。J2岡山からオランダ移籍を果たした佐野は、米子北高では2学年下の後輩で全国のピッチに一緒に立った。「選手権だけ、僕から10番を奪って付けていたので、そのときから期待されていました。2、3年となって頭角を現してきた」と高校時代の佐野を振り返った。
「知り合いがステップアップしていくのは刺激になる」
19歳で渡欧を果たす後輩に負けるわけにはいかない。「先輩後輩関係なく、自分の知り合いがステップアップしていくのは刺激になっているので、自分も続けるように頑張りたいですね」と意気込んだ。そのためにも練習からアピールを重ねていく。「まずはリーグ戦に出場して勝利する」。この貴重な1年を〝覚醒〟へのきっかけとする。