【一問一答】2軍で約1カ月ぶりに実戦登板した鈴木 1回1失点も「徐々に感覚を取り戻したい」
■イースタン・リーグ14回戦 巨人4-3日本ハム(8月15日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムの鈴木健矢投手(25)が15日、2軍巨人戦で約1カ月ぶりに実戦登板した。九回からマウンドに上がり、1回2安打1失点。出だしは制球に苦しんだが、イニングの後半はストライクを先行させるテンポの良い投球を見せた。けがはなく、心身の疲労を回復させるための2軍調整。ここからさらに状態を上げ、1軍復帰を目指していく。試合後の一問一答は以下の通り。―久々の登板。感覚は戻って来たか
「最後の方はちょっと、感覚をつかんできたかな。打たれた球も、ちょっと投げミスではあるけど、詰まらせて(野手の)間だったので(悪くはない)。久しぶりに1カ月空いたので、これから徐々に感覚を取り戻したいなと思います」
―投げながら修正したポイントは
「今、ファームでは球速を上げることを意識して過ごしていて、最初は力を出しにいってコントロールが乱れた。ブルペンの力感より、マウンドだとさらに力んじゃうので、後半はその力感をちょっと無くすという感じで投げたら感覚的に良くなりました」
―降格後は、どれくらい投げなかったか
「最初は10日間くらい投げなかったです。7月いっぱい投げていなくて、8月からブルペンに入った」
―投げてない間はどんなことをしていたか
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「トレーニングとランニング、コンディショニングをメインにやっていました。体重も落ちちゃっていたので、ちょっと増やしました。5キロくらい落ていたので、今はそれを5キロちゃんと戻して、79キロぐらいです」
―球速の目標は
「マックスの目標はないですけど、だいたい130キロ前後ぐらいを平均にしたいなと思います。(1軍で投げていた最後の方は)もう122キロとかあったので。118キロとか。さすがにそれはやばいなって思ったので、ちょっとそこをやりたいなと」
―鎌ケ谷に来た直後はどんな気持ちだったか
「もう野球を見たくないくらいでした。(今は)ちょっと前向きになりました」
―精神的な疲れもあったと思うが、投げない間に試合で投げたい気持ちは
「出てきました。投げたい、と。1軍の試合とかも見てて、やっぱり戻りたいとか、そこで投げたいなという気持ちはすごいあるけど、できないもどかしさというか、逆にモヤモヤしているみたいな気持ちでした」
―けがではなく、1カ月ぐらい投げなかったのは野球人生でもなかなかないのでは
「野球人生でないんじゃないですか。絶対ないです。オフシーズンみたいでした」
―気持ちが前向きになれたのは、野球からちょっと離れたことが良かったか
「そうですね。たぶん1軍の実戦から離れたことが気分転換になったんだと思います」
―1軍にいる間はできなかったことも
「温泉に行ったりしました。高校の友達と日帰りで熱海まで行きました。リフレッシュになりましたね」