節目の20セーブに到達した田中正義 疲労回復には「魔法はないのでシンプル」
■パ・リーグ17回戦 ロッテ5-6日本ハム(8月15日、エスコンフィールド北海道)
一発は浴びるも「しっかり切り替えて」後続シャットアウト
日本ハムの田中正義投手(29)が15日、ロッテ戦(エスコンフィールド北海道)で2点リードの九回から登板。1点を失ったがリードを守り切り、節目の今季20セーブ目を挙げた。「一番はずっと離脱せずに1軍で投げられているのがすごく大きなこと。点を取られても、九回にマウンドを任せていただいている首脳陣の方に感謝したいです」と淡々と振り返った。
1死から角中に右越えソロを浴びたが、「2点差あったので、しっかり切り替えて投げました」。藤原を二飛、荻野を遊ゴロに打ち取り、試合を締めくくった。
疲労回復の方法は「語り切れなくて3時間くらいかかります」
ソフトバンクから今季新加入し、新天地で抑えに定着。プロ入り後はけがに泣かされてきたが、プロ7年目の今季はここまで順調なシーズンを送っている。疲労を軽減するため、「心掛けていることはいろいろあります。語り切れなくて3時間くらいかかります」と明かす。
睡眠時のアロマに加え 本拠地練習後の仮眠室はルーティン
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
栄養、睡眠を大切にしており「魔法はないのでシンプルなんですよ」。睡眠時には枕元にアロマスプレーをシュッと吹きかけ、「8時間くらいは寝るようにしています」。本拠地での試合日は、練習後に仮眠室で横になるのがルーティンだ。
「北海道のそば屋を巡りたい」
食事面ではアルコール摂取を控え、「しっかり食べることが大事。バランス良く食べるようにしています」。好物のそばを食べることが、休日の楽しみ。「北海道のそば屋を巡れる時に巡りたいですね」とひそかな目標にしている。
先月、クローザームービーが完成
7月には登場曲のヒップホップユニット「Creepy Nuts」の「スポットライト」を使用したクローザームービーが完成。大型ビジョンで流されている特別映像を背に、ブルペンから貫禄たっぷりにマウンドへ向かっている。
「自分の状態に集中しているので、気にはならないですけど、声援は感じているので。やっぱりホームで、あのシチュエーションでいくのは気持ちが入ります」。誰に笑われても、自分がNo.1だ。歌詞の通り、強い覚悟を胸に、背番号26は最終回のマウンドに上がっている。