ファイターズ
2023/08/17 01:05

松本剛 悔しい降格からはい上がった古川を称賛「手に入れたチャンスで100点以上の回答」

四回2死一塁、松本剛が適時三塁打を放つ(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ18回戦 ロッテ0-6日本ハム(8月16日、エスコンフィールド北海道)

四回に貴重な適時三塁打

 日本ハムの松本剛外野手(30)が17日、エスコンフィールド北海道で行われたロッテ戦に出場し、四回に貴重な適時三塁打を放った。試合後は、アウトカウントを間違える痛恨のミスで2軍落ちし、はい上がってきた古川裕大捕手(25)について言及。「手に入れたチャンスで100点以上の回答をした。すごかったと思う」と、気に掛けていた後輩の活躍を喜んだ。

3カ月前 古川の明らかな緩慢走塁に厳しく断罪

 5月6日の楽天戦(エスコン)。1点を追う三回2死二塁で、松本剛が左前に運んだ。この時点で左太もも裏を痛めていた2走の古川は、アウトカウント間違え、打球を見てから走って三塁ストップ。明らかな緩慢走塁だった。全力疾走していれば、同点になっていた可能性があった。当時、松本剛は選手会長としてチーム全体を引き締める意味で「あのミスに関しては許されるべきではないと思いますし、僕自身も絶対にやってはいけないミス」と厳しく断罪していた。

「打点? オレに謝る必要はない」

 すぐに2軍降格となった古川から打点1を帳消しにしたことを含め、謝罪の電話を受けていた。松本剛は「打点? そんなのはいいんですよ。全く気にしていない」と首を振り「オレに謝る必要はないと言いましたし、自分の野球人としての価値を下げないようにと。ああいうプレーはもったいないと伝えました」と3カ月前の会話を思い起こした。落胆し、ショックを受けていることは、痛いほど分かった。だからこそ「また頑張って1軍に上がって来い」とエールも送っていた。

自らも長い下積み 「同じような経験があったので」

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