札幌GK大谷 同学年GK高木の加入に刺激「一緒にやって参考になる。負けないように」
■8月17日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
共闘を心待ち
共に切磋琢磨していく―。北海道コンサドーレ札幌は19日の京都戦(サンガスタジアム)に向けて、全体練習を行った。16日にはJ2大分からGK高木駿(34)が完全移籍で加入することが発表された。同学年のGK大谷幸輝(34)は「久しぶりに一緒にやれるので楽しみです」と共闘を心待ちにしている。競争も活発になることから「負けないように」と闘志も燃やした。
高木とは中学時代から親交
GK不足の札幌が補強に動いた。正GKの菅野孝憲(39)は右足ふくらはぎの肉離れで離脱。具聖潤(29)も今夏、京都へ期限付き移籍し、GKは大谷と松原修平(31)の2人体制で戦っていた。そんな苦境を脱するために、J2大分から高木を獲得した。大谷は「プロに入ってからも試合で会ったりしたら、話したりしてました」と中学時代から高木と親交があったという。
世代別代表でも一緒 「絶対うちのサッカーに合う」
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高木については「(世代別)代表とかで一緒になっても能力は高かったですし、高校からそのままプロに行くかなと思ってました」と、常に意識する存在だった。「絶対うちのサッカーに合うと思う。すごく足元も上手なので、一緒にやって参考になると思いますし、負けないようにやらないといけない」と、同級生の加入で気持ちを新たにした。
誰が出てもいつものように
守護神の離脱はチームにとっては痛いが、大谷にはアピールチャンス。この好機を逃すわけにはいかない。「(菅野に)近づくじゃないですけど、誰が出てもいつもやっているようにできないといけない。僕も修平(松原)もできることはやろうとしているので、あとはどれだけ精度を上げられるか」と力を込めた。
あとは結果だけ
勝利こそが最高のアピールにもなる。次節の京都戦に向けて「ホームで鳥栖とやったときも良かったと思う。あとは結果だけだった。勝てなかったけど、そんなに悪いと思っていないので、いつも通り札幌らしいサッカーをしたい」と意気込み、「ビルドアップでしっかり味方につなげられるように」と守備のみならず、攻撃面での貢献も誓った。新たな刺激を糧に、2カ月半ぶりの白星を目指す。