エース上沢 立ち上がりを重要視 18日のオリックス戦に先発登板
狙うは今季8勝目 「立ち上がり大事なのでしっかり頑張ります」
日本ハムの上沢直之投手(29)が18日、今季8勝目を懸けて、オリックス戦(京セラドーム)に先発する。直近2試合は初回に失点しており、立ち上がりが鍵となりそうだ。
上沢自身も重々承知している。登板前日の囲み取材でのこと。報道陣がなかなか質問を切り出せずにいると、「その入りなんなんですか」と指摘。「(質問の)入りが難しい」との意見に「先発ピッチャーかよ。入り難しいって(笑)」と鋭いツッコミを入れつつ、「先発と一緒? じゃあ、何となく分かりました」と納得。「(あしたは)どもらないようにします(笑)。立ち上がり大事なのでしっかり頑張ります」と決意を新たにした。
後輩の復調にも尽力 的確な助言で伊藤の6勝目をアシスト
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プロ12年目を迎え、チームではベテランの域に達した。心優しきエースは、後輩を気にかける。12日のソフトバンク戦では、伊藤が7回無失点の好投で6勝目をマーク。試合後、上沢からアドバイスがあったことを明かした。「話す機会も多いし、なかなか結果がついてこなくて、いろいろ悩んでいるところもあった。僕が思っていることとか、僕から見てどうとか、少し話したりはしました」
力説したのは、リズムとテンポ。「WBCで中継ぎをやっていたので、出力の出し方と、先発ピッチャーで長いイニングを投げる投げ方は全然違う。僕の中では長いイニングを投げるのに大切なのは、やっぱりリズムに、はめていくことが大事かなと思っている」。投球術のヒントを授けた。
好相性のオリックス相手にも油断なし 「チームが勝てるように」
オリックスには今年7月に6年ぶりの黒星を喫したが、それまで12連勝を記録するなど好相性。「たまたま野手が運良く打ってくれているからって感じですけどね。とにかく、最近ここ2試合はあんまり自分の中で消化不良なので、しっかりと良いパフォーマンスをして、チームが勝てるようにしたいと思います」と意気込む。リズムの良いピッチングで、3試合ぶりの白星をつかむ。