【一問一答】万波 19号ソロに超美技&驚がくレーザー「キヨさん、カバーありがとうございます」
■パ・リーグ19回戦 ロッテ0ー5日本ハム(8月17日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの万波中正外野手(23)が17日、ロッテ戦(エスコンフィールド北海道)に「5番・右翼」で先発出場。2点リードの四回に追撃の19号ソロを放ち、ホームラン王争いで単独2位に浮上した。守備では六回に大飛球をジャンプ一番で好捕。八回無死一、二塁のピンチでも右翼後方の飛球でタッチアップした二走・藤岡をレーザービームで仕留めた。試合後の一問一答は以下の通り。
ーホームランの手応えは
「良いポイントで打って、良い結果になりました」
ーインサイドを狙っていたか
「美馬さんにはやられっぱなしで、なかなか対応が難しいなと感じていました。開き直って、思い切り近めの真っすぐ系をいったのが良い結果になりました」
ーこれまでも内角攻めされるシーンがあった
「詰まらされてゲッツーとか、勝負どころで内を突かれるところも多かった。印象づける使い方で、忘れた頃に内角にいかれたりとか、とにかく差し込まれて、相手が一番やりたいような形で打ち取られていた。思い切ってどこかで内角は強振したいなというのがあったので、きょうのところはそれができて最高の結果かなと思います」
ー打席数があるから余裕を持って割り切れる
「それよりは、やっぱり展開ですね。ボーロン(王柏融)が打ってくれて、グワチョ(マルティネス)も打ってくれてという中でリードして余裕がある展開だったので。僕はある程度、思い切って、あとは皆さんお願いしますくらいの気持ちでいけたのが良かったです」
ー八回にタッチアップを刺したシーンは
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「最後、ショートバウンドしてキヨさん(清宮)にカバーしてもらったので。ありがとうございます、というところです。点差も開いていたので後ろの走者に進塁されないようにとは思っていたけど、どうしても行けそうな打球が来たので鼻息が荒くなりました(笑)。そこはちょっと反省です。行くならちゃんとノーバウンドでドンピシャで投げるか、保険をかける意味でも、もっと低い送球を、どっちかハッキリ投げられるように。ショートバウンドをそらすと1点のリスクもあるので。距離は遠いけど、そこの精度はしっかりしないとなって思います」
ーアウトにした後、驚いているような表情だった
「投げた感じはちょっと短いかなって思ったけど、キヨさんがカバーしてくれました。僕からは走者とサードがかぶっているので、ジャッジ待ちみたいな感じです。タイミングが見えないので。ショートバウンドして厳しいかな?と思っていました。アウトになって、ちょっと驚きました」
ー相手が走ってこないケースも増えた。走られるとスイッチが入るか
「ちょっと深め、苦しめの打球は見せ場かなと思う。マーベルが長いイニングを頑張っていたので、来たらアウトにしてやるぞという気持ちは持っていました。久しぶりに補殺になって素直にうれしかったです」
ーもともと肩が強い。送球は今年、成長したか
「僕の中ではもともと、ちゃんと体勢をつくって投げたらコントロールできる自信があった。プレーがタイトになったり、ためられない、時間を使えないプレーの時は送球がそれやすかった。その辺は去年からチャージして突っ込んで、体勢つくれなくても投げる練習をしました。今年も内野をやったり、いろいろな練習をする中で、動きをまとめられる何かが身に付いたのは間違いない。いろいろな体勢である程度のところに投げられるようになってきた。余裕がある時の精度もより上がった感じがします」
ー送球後の決めポーズは
「キヨさんカバーありがとうございます、と。それだけです」
ーファンからエリア66と呼ばれている
「(元ロッテ)岡田さんのファンに怒られてしまうんじゃないかな?って恐縮も恐縮です。僕もエリア66と聞いたら、真っ先に岡田さんが浮かぶ。ありがたいですけど、他の何かを考えていただけたらと思います。角が立たないヤツでお願いします」
ー本塁打数はリーグ単独2位
「僕個人として一番うれしい。離されていたけど、少しずつ積み重ねられている。キング、本塁打王に向けて25、30本と1本1本積み重ねていきたいです」