札幌MF浅野 2試合連続ゴールで自身初の2桁得点達成だ! 19日アウェー京都戦
■8月18日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は18日、京都戦(サンガS、19時キックオフ)を翌日に控え11対11やセットプレー練習などで最終調整を実施。練習後、遠征メンバーは京都へ向かった。
前節、鳥栖戦で今季9ゴール目
12日の鳥栖戦(札幌ドーム、1△1)で今季9得点目をマークしたMF浅野雄也(26)は、京都戦で2試合連続ゴールを決めれば自身初の2桁得点達成となる。プロ5年目のシーズンに金字塔を打ち立てチームをリーグ戦8試合ぶりの勝利へ導く。
ようやく浅野の表情に明るい笑顔が戻ってきた。鳥栖戦の後半4分、カウンターからゴール前へ駆け上がったDF中村桐耶(23)から横パスをペナルティーエリア内で受け、GKの位置を見ながら落ち着いて左足でゴールマウスへ流し込んだ。5月19日の第19節京都戦(札幌ドーム、2〇1)で今季8ゴール目をゲットしてから約3カ月。長いトンネルを抜け9試合ぶりに決めたゴールだった。
今季3試合連発、2試合連発を1回ずつ
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今季の浅野のゴールを振り返ると、3試合連発、2試合連発をそれぞれ1回ずつ記録しており、一度火が付いたらなかなか止まらない傾向を見ることができる。「自分が点を取って勝つことができればチームは勢いに乗れるのかなと思っています。この数試合チームも勢いに乗れていなかったのは自分が点を取れていないせいかなと思っていたので。それは自分も責任を感じていますし、自覚を持ってプレーしていきたい」と、今季3度目となる2試合連続ゴールに強い意欲をのぞかせる。
そして2試合連続ゴールを達成すれば、自身初となる2桁得点、10得点目に到達する。「2桁得点を目指していた。まずは1点取る方に目を向け、それが積み重なって10点取れればなと思っていたので、ここまで来たかなと思っています」。今季のリーグ戦23試合全てに出場しコツコツと積み上げてきた9得点。ここで足踏みなどせず、前節の勢いそのままに京都の地で一気に大台へ乗せる。
「対策されていると思うけど、真のストライカーになるために頑張る」
京都戦は札幌ドームで今季8得点目をマークしている。「後半戦なので対策されていると思うけど、真のストライカーになるために頑張ります」と、京都戦での2戦連発にも意欲を見せる。歴代の札幌の背番号18の中でシーズン2桁得点を達成したのは、FW吉原宏太(1998年Jリーグで11得点、99年J2で15得点)のみ。四半世紀の時を経て、浅野が札幌の歴史に新たなページを刻み、久しぶりに勝利の歓喜をもたらす。