ファイターズ
《ハム番24時》8月18日
慣れないポジションに悪戦苦闘していた。郡司は17日から、首脳陣の指示でセカンドの守備練習に取り組んでいる。18日のオリックス戦前にも本職である捕手の練習を済ませると、休むことなく二塁の守備位置へ。飯山コーチ指導の下、繰り返しノックを受けていた。
野球を始めた少年時代から、二塁と投手だけは経験したことがないという。「かろうじてショートはやったことがあるけど、記憶はほとんどありません。今は基本的な動きを教わっています。『ゲッツーに入る時はこっちの足からだよ』とか。たぶん小学生が教わるやつです」と苦笑した。
二塁はサインプレーや併殺など、難解な動きが求められる専門性の高いポジション。どれだけ野球センスを備えていても、その技術は一朝一夕で身に付けられるものではないのだろうと想像できる。
シーズン途中に突然始まった取り組みのため、グラブさえ飯山コーチから借りている状態だ。「キャッチャーミットとファーストミットばかり使っているので、先端がめちゃめちゃ短く感じます。違和感しかない…。もっと長いのでやりたいです」と、今はまだ不安でいっぱいの様子。郡司の未知なる挑戦が輝かしい未来につながることを祈っています。