《京都戦後》次のゲームこそはという強い思いを持って残りの10試合をしっかり戦っていくことが、この状況を抜け出すことにつながっていく
■J1第24節 京都3-0札幌(19日、京都府・サンガスタジアムbyKYOCERA)
―試合を振り返って
今日のゲームは非常に気温が高く、湿度が高い中で、両チームの選手にとって決して簡単なコンディションでのゲームではなかったと思う。ただそういう中ではあったが両チームの選手はよく走り、戦い、インテンシティーの高いゲームを見せてくれたと思う。
それほど差が出るほどの試合内容ではなかった
0-3の結果は、試合の内容より大きく差が出てしまったスコアだと思っているが、それほど差が出るほどの試合内容ではなかったと思っている。
前半は相手にもチャンスはあったが、我々も得点になってもおかしくないチャンスはつくれていたと思う。MF駒井がGKと1対1になった場面もあったし、MF青木のシュートが際どいところで外れてしまったり、あるいはMF浅野のPKのシーンもあった。相手に先にPKで得点を与えてしまった展開の中でも十分に追いつけるだけのチャンスはあったのではないかと思う。
後半、我々が押し込む展開になっていくだろうと予想していた
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相手も後半、体力的に落ちてくる傾向があるのはわかっていたし、我々が押し込む展開になっていくだろうと予想していた。後半は相手コートで試合をする展開になった。その中でチャンスを何度もつくれていたし同点になってもおかしくないシーンもあったと思うが、なかなか決めきれない中で、逆に自分たちがミスをして2点目、3点目を献上してしまい、試合のスコアが開いていった。後半に追いつけるだけのチャンスが十分にあっただけに、ああいったところで自分たちが崩れてしまったのはもったいないと思っている。
前節の鳥栖戦もすばらしいゲームをして我々が勝ってもおかしくないゲームができていながら、残念ながら追いつかれて引き分けてしまった。そして今日のゲームもいい戦いができていた中で残念ながら0-3というスコアで敗れてしまったゲームだった。
いい戦いをしても結果に結びつかない状況に陥ってしまっている
やはり敗れてしまうとなかなかそういう風に見られないものではあるが、ただ、今のチームの置かれている状況は、いい戦いをしてもなかなかそれが結果に結びつかない状況に陥ってしまっている。ただ、自分たちがそれでブレてしまってはいけないと思う。自分たちがやってきたことを信じて、次のゲームこそはという強い思いを持って残りの10試合をしっかり戦っていくことが、この状況を抜け出すことにつながっていくと私は信じている。