小祝さくら氷を頭に乗せ「やばいです」 ホステス大会でツアー10勝目狙う【女子ゴルフ・ニトリレディス】
24日から小樽カントリーで開催
今季の女子プロゴルフ北海道シリーズ第3戦、ニトリレディスが8月24日から小樽カントリー俱楽部(6695ヤード、パー72)で開催される。北海道関係ではプロアマ12人が出場予定。北広島市出身の小祝さくら(25、ニトリ)は、7月に札幌で開催されたミネベアミツミレディス北海道新聞カップで自身初の地元優勝を達成。その後も好調を維持しており、2017年から契約を結ぶ所属先のトーナメント初優勝に期待がかかる。
22日の最高気温は32度
指定練習日の22日、小樽市内の最高気温は32度。コース上の選手にさらに強い日差しが照りつけ体感温度は上昇。練習ラウンドを終えグリーンでパット練習中だった小祝も、あまりの暑さにビニール袋に入れた氷を頭に乗せて涼を取り「やばいです」と悲鳴を上げた。
「涼しいだろうなって楽しみに来たんですけど」
今週から2試合連続で道内開催。久しぶりの長期滞在だが「暑いのは嫌い」と道産娘。「涼しいだろうなって楽しみに来たんですけど、全然暑くてすごいショック。地元ですし、ニトリは所属でもあるので気合はどうしても入ったりするけど、いつも通りでいきたい」。暑さに負けず、ホステスプロとして大会をリードしていくつもりだ。
おあつらえ向きのコースセッティングになりそう
今年の小樽は例年と少し様子が違う。「グリーンが重いというかちょっと止まるので、いつもの感覚はしっかり消して新たな気持ちでやらないとダメだめなって感じ。前まではラフ入れて絶対に寄らないようなところも、寄らなくはない感じになっている。そういったちょっと新たな感じのマネージメントになるかな」。ショットメーカーとしての定評が高い小祝には、おあつらえ向きのコースセッティングになりそうだ。
「例年よりはスコアも上がる可能性高い」
今季初優勝から前々週までキャリアハイの5週連続トップ5入りも「めっちゃいいわけでもないし、すごい悪いわけでもない」と慎重だ。昨年の優勝スコアは4日間通算9アンダー。小祝は同3アンダーで13位タイだった。「風が吹くコースなので、風が吹いたらまた別なんですけど、例年よりはスコアも上がる可能性は高いんじゃないかな。伸ばせるかはわかんないけど、コースは分かってるのでちゃんと合わせながらやりたい。優勝とかは最終日に良い位置にいたときに考える感じで、それ以外はいつも全然考えない。考えたところでって感じですね」と達観している。目の前のコースを攻略することだけに集中し、一打一打を積み重ねる。