北海道イエロースターズ新体制お披露目 守備強化でV2優勝狙う浜崎新監督「圧倒的パワー、高さ、チームワーク」
札幌市内で大お披露目会 スローガンは「圧倒的チームワーク」
北海道イエロースターズが23日、札幌市内で「新体制発表大お披露目会」を行った。新監督に就任した浜崎勇矢氏(35)やアウトサイドヒッターの伊藤樹(25)、山田滉太(25)、ミドルブロッカーの谷直也(26)、セッターの久保下航平(25)の4選手が参加した。掲げたチームスローガンは「圧倒的チームワーク」。6月にチーム名を変更し、生まれ変わったイエスタが、悲願のV2優勝に向かっていく。
小森新主将 新ユニで「派手な試合をしたい」
大々的なお披露目となった。クリエイティブディレクター岡田喜則氏がデザインした新ユニホームに身を包んだ。今季から主将に就任した小森郁己(27)は「派手でいいかなと思っています。どのチームにもないデザイン。このユニホームで派手な試合をしたい」と気持ちを新たにした。昨季は惜しくも3位に終わり、2位以上が臨めるV・チャレンジマッチに進出することは叶わなかった。新たな戦闘着で、今季こそ悲願を果たす。
昨季V2トップのサーブレシーブ成功率を誇ったつくばを率いていた新指揮官
その使命を託されたのは、昨季までつくばで指揮を取っていた浜崎新監督だ。「圧倒的パワー、圧倒的高さ、圧倒的チームワークでV2を必ず優勝できるように頑張りたいと思います」と宣言した。昨季はブロック本数がリーグ1位(291)、サーブ得点が2位(103)、アタック決定率が3位(48・2%)と攻撃力と高さでの進化を見せた。
「それさえ良くなれば、V2は通過点」
しかし、一方でサーブレシーブ成功率は9位(55・1%)とディフェンス面に課題を見せた。その弱点を克服するには、浜崎新監督はうってつけの存在だ。昨季のつくばの成功率は62・2%でリーグトップの数字を誇った。「それさえ良くなれば、V2は通過点」と強化ポイントは明確になっている。
V1から2人が新加入
昨季V1で戦った2人がチームに加わった。VC長野から加入した伊藤は「Vリーグに新しい風を吹かせていけるチームだと思うので、少しでもチームに貢献できるように頑張っていきます」と力を込めた。ヴォレアス北海道との入れ替え戦の末、V2に降格した大分三好から加入した山田は「一新していくチームの1年目に僕がチームの一員として加入できたことをうれしく思います」と喜んだ。指揮官も2人には「V1での高いレベルの経験を落とし込んでもらいたい。V1との違いをちゃんと伝えてほしい」と期待を寄せた。当然、2人も「V1の経験を伝えていきたい」と声を揃えた。
モデルの山口はのんもお披露目会に参加
昨季に続き、今季もアンバサダーを務めるモデルの山口はのんもお披露目会に参加。「この場に立てて、とてもうれしいです。前のシーズンでは生で応援させていただいたときは負けたことがないので、今年もたくさん応援して、いい試合を見させていただけたらと思っています!」と全力応援を誓った。
11月4日にアイシンと開幕戦
新体制は整った。今後は天皇杯ブロックラウンド、プレシーズンマッチを経て、11月4日にアイシンとのV2開幕戦(北ガスアリーナ札幌46)に向かっていく。圧倒的なチーム力を示して、V2を独走する。
■アイシンから加入の谷直也
「この素晴らしいチームにまさか自分が参加できるとは、夢のようです。全力で頑張っていきます」
■アイシンから加入の久保下航平
「V2優勝に貢献できるように頑張っていきます。自分自身の成長にもつなげて、みんながスターがなれるように頑張っていきます」