25年札幌加入内定の大阪体育大MF木戸柊摩 約1カ月のトップチーム帯同で存在感アピールだ!
■8月23日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
今月15日から9月20日頃まで帯同
北海道コンサドーレ札幌U-18出身で、2025年シーズンからの加入が内定している大阪体育大3年のMF木戸柊摩(20)が、現在トップチームの練習に長期帯同している。夏休み期間を利用して今月15日から練習に参加。途中で一度、関西学生リーグ戦に出場するため数日間離脱するものの、9月20日頃まで約1カ月間、帯同する予定だ。
プロの雰囲気や強度を体験する期間を大事に
これまでの練習参加は1週間程度だったが、じっくりと腰を据えてトレーニングに励むことができている。「プロの世界の雰囲気だったり、強度というのをこの期間ずっと味わうことができる。そういう中でプレーできるというのは、今後の自分にもつながってくると思うので、この1カ月間を本当に大事にしていきたい」。練習の中で経験値を積み上げ、残り1年半の大学サッカー、そしてその先に待っているプロの世界で戦い抜くレベルに成長していく
ルヴァン杯横浜M戦のリベンジとリーグ戦初出場を狙う
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今年3月28日に特別指定選手として認定され、4月9日のC大阪戦(ヨドコウ、3〇2)では初めてのリーグ戦メンバー入りを果たしたが、出場機会は無かった。「現時点で自分を客観的に見て、通用する部分もあると思うけど、まだまだ力が足りない。リーグ戦というところに入るには、もっとミシャさんにアピールして、自分の良さをどんどん生かしていかないといけない」と、日々の練習の中でミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)に認めてもらうことで帯同期間中のリーグ戦初出場を狙う。
そしてもう一つのターゲットが、9月6日、10日に横浜Mと対戦するルヴァン杯の準々決勝だ。21歳以下の選手を1人以上先発起用することが大会のレギュレーションとなっているが、現在のトップチーム所属選手で対象となるのはDF西野奨太(19)のみであることから、現在20歳の木戸の存在は非常に重要だ。「相手が横浜Mで、僕がデビューしたのも横浜M戦だったので。あのときは結構、悔しい思いをしたので、リベンジできるのを楽しみにしています」。Jリーグデビュー戦となった4月5日のルヴァン杯横浜M戦(ニッパツ、1●2)では先発出場したものの、ハーフタイムで途中交代。5カ月の時を経て横浜Mにお返ししてみせる。
高校2年だった2019年ルヴァン杯決勝はテレビ観戦
札幌が初めてルヴァン杯決勝に進出した2019年、当時高校2年生だった木戸は、川崎との激闘をテレビで観戦していた。「決勝の舞台で、当時最強と呼ばれていた川崎と対等に戦って、本当にめちゃくちゃ面白い試合をしていたと思うので、自分もああいう舞台に立てればいいなと思っています」。そのとき以来となる決勝進出、そしてそのときには果たせなかった優勝に向けて、「自分も試合に関わって、決勝まで行って優勝を目指せるように、ここからアピールしていきたい」と闘志を燃やす木戸が、札幌の初タイトル奪取に貢献してみせる