ルーキー奈良間 安打後のパフォーマンスは特殊体質に由来「ひげがサイドしか生えない」
■パ・リーグ20回戦 楽天4ー10日本ハム(8月23日、エスコンフィールド北海道)
二回に同点タイムリー 6試合連続ヒットを記録
〝逆ちょびひげポーズ〟で絶好調だ。日本ハムのドラフト5位ルーキー・奈良間大己内野手(23)が23日、楽天戦に「1番・遊撃」で先発し、二回に同点打を放つなど2安打1打点と躍動した。これで6試合連続安打と活躍が続く中、にわかに注目を集めているパフォーマンスがある。
独特ポーズはなぜ生まれた? ベンチも大盛り上がり
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快音を鳴らして塁に出ると、両手の人さし指を数回、左右の口ひげに添わすように当てる。ベンチメンバーも同様のしぐさをして大盛り上がりだ。独特なポーズは、奈良間の特殊な体質に由来する。「僕、ひげがサイドしか生えないんです」。鼻の真下に横幅約2センチほど無毛地帯があり、その両脇からはひげが伸びているという。
これに目をつけたのが、日頃から奈良間をかわいがる先輩たち。「とりあえず山田遥楓さん、あとは(上川畑)大悟さんと江越さんにいじられて、そこから広まった感じです」。生み出されたポーズを特別気に入っているわけではないが「みんなやっているので、やらざるを得ないですね。嫌ではないです」と前向きに受け入れている。
それないひげ 奈良間「命令が入っているので」
逆ちょびひげ効果は抜群だ。打席に入った試合では7戦連続で安打が出ており、この日も貴重な同点の中前適時打に加え、左翼への二塁打もマークした。当然、好調時に剃毛はNG。「僕はちょっと(ひげを)そりたいんですけど、『そるな』っていう命令が入っているので」と先輩たちからの指示で〝縁起物〟を約2週間、伸ばし続けている。
右肩上がりの評価 忘れない反省
この日は1番で起用されるなど、首脳陣からの評価も日ごとに高まっているが、真面目なルーキーに油断はない。「自分的にはまだまだです。きょうも、もう1本出せるところで出し切れていない。ミスショットがあったので、そういうところが悔しい」と反省しながら球場を後にした。今後も奈良間の活躍とひげから目が離せない。