ファイターズ
道産子左腕の福田俊 20試合連続無失点 開き直って任務遂行
■パ・リーグ20回戦 楽天4-10日本ハム(8月23日、エスコンフィールド北海道)
終盤の八回に3番手で登板 1回無失点で防御率0・00キープ
日本ハムの福田俊投手(26)が23日、エスコンフィールド北海道で行われた楽天戦で救援し、1回無失点で切り抜けた。6月の今季初登板から、ここまで20試合連続無失点で防御率は0・00。圧巻の好成績も慢心はなく「自信にはなります。ただ、数字にこだわりすぎないようにはしています。20試合、抑えたから、次に打たれていいわけではない。毎回毎回、必死に抑えて、今、結果がついてきてくれていると思う」と冷静に受け止めた。
迎えた1死二、三塁のピンチ マウンド度胸を披露
6点リードの八回、星槎道都大時代を過ごした北広島の本拠地で20試合目を迎えた。危なげなく仕事を全うしたかったが、楽天打線も一筋縄ではいかない。1死から阿部に二塁打を浴び、辰己を四球で歩かせると、暴投で二、三塁のピンチを招いた。重圧がのしかかった。
ここで、スイッチが入る。この日、本塁打を放っていたフランコをフォークで空振り三振。代打の伊藤裕は追い込んでから、渾身の直球を捕手が構えた内角いっぱいに投げ込み、見逃し三振に斬った。長所のマウンド度胸で窮地を乗り切った。