ファイターズ
《ハム番24時》8月24日
活躍の影に優しい先輩の存在がある。6月に1軍昇格してから、防御率0・00を継続している福田俊にお世話になっているチームメートは誰か、尋ねた。少し考えてから「最近、玉井さんとよく話します。経験が豊富じゃないですか。いろいろ質問をしたりしますね。野球に関しては真面目に答えてくれます。でも、くだらないことを聞くと、適当な返しになります」と笑いながら教えてくれた。
7年目の玉井は通算300試合以上に登板している中継ぎのスペシャリスト。1軍でのキャリアが浅い福田俊にとっては格好のお手本だ。同じ北海道出身の親近感もある。ひそかにリスペクトしていて「オン、オフの切り替えですね」と見習うべきポイントを挙げた。
1軍で過ごす時間が増え、徐々に距離が縮まってきた。「今は練習終わりに球場でご飯を一緒に食べたりしています。もっと仲良くしてほしいんですけど、なかなか(プライベートでは)ご飯に連れて行ってくれない。『今度行こうね』と一生言っています」。思わせぶりな態度で流されることもあるが、深く感謝。威圧感のある左利きの兄貴分にイジられてばかりの玉井だが、実は後輩に慕われている。