ファイターズ
2023/08/25 23:30

《荒木大輔のズバリ解投》完璧なピッチングを披露した吉田 次が大事になる

■パ・リーグ18回戦 日本ハム0ー5西武(8月25日、ベルーナドーム)

五回までと六回以降で別人だった上沢 投手は難しい生き物

 体の状態、ボール自体も素晴らしかった上沢。五回までと六回以降とでは、まったくの別人。別内容になってしまった。ポイントは六回1死一塁で1番の源田に右前打されたシーン。その後、2死までこぎ着けたのだが、一気にボールが甘くなり、2本のタイムリーを浴びた。六回は2死を奪った後に2失点。この回はもう、完全に集中しきれていなかった。

 投手とは難しい生き物だ。特に責任感が強い上沢。六回、源田に打たれ、何とか自分の力で流れを引き寄せようとしたはずだ。その思いが力みにつながったのかもしれない。上沢に限らず、気持ち一つの変化で内容が逆になってしまうことがある。そういうマウンドだった。

久しぶりに輝星らしい投球を見た 素晴らしい内容

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