ファイターズ
ドラ9上川畑「ゴールデングラブ獲る」 指名あいさつで意気込み
プロ野球ドラフト会議で日本ハムから9位指名された上川畑大悟内野手(24)=NTT東日本=が27日、千葉・船橋市の同社野球部合宿所で指名あいさつを受け、守備の名手に贈られる「ゴールデングラブ賞」獲得を目標に掲げた。1年目から開幕1軍、そして遊撃のレギュラーを奪いにいく。
ドラフト3位の水野(JR四国)が「打」の遊撃手なら、上川畑=写真中央=は「守」の遊撃手だ。「守備が一番の持ち味。(将来は)ゴールデングラブ賞を獲りたい」と力強く意気込んだ。
理想の選手は中日、巨人で活躍し、現在は所属するNTT東日本で臨時コーチを務める井端弘和氏。「1年目から本格的に指導してもらって、体の使い方などを一から教えてもらった」と、ゴールデングラブ7度受賞の名ショートから、社会人3年間で多くを学んだ。
指名あいさつに訪れた担当の坂本スカウトは「守備職人。手品師のようにボールを捕る。守備は今プロに入っても上位。2年後に天然芝の新球場になっても問題ない」と絶賛。上川畑は「1年目から開幕1軍で、1年間1軍にいることは絶対」と闘志をみなぎらせた。
(近藤裕介)
■上川畑 大悟
(かみかわばた・だいご) 1997年1月12日、岡山県出身。右投げ左打ち。内野手。岡山・倉敷商高から日大に進学。2年時には中日・京田と二遊間を組み、25シーズンぶりの東都リーグ優勝に貢献した。卒業後はNTT東日本に入社し、ショートの守備と打撃に磨きをかけた。1年目から定位置獲りを狙う。167センチ、71キロ。