ファイターズ
先制&決勝二塁打の清宮 穏やかさの裏に母の愛あり 幼少期は「チームメートに殴りかかったりしていた」
■パ・リーグ19回戦 日本ハム7ー0西武(8月26日、ベルーナドーム)
苦しみ抜いてきた8月 3番復帰で2安打3打点
日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)が26日、西武戦に15試合ぶりとなる3番で先発し、先制&決勝打を含む3打数2安打3打点4出塁と奮闘した。8月は試合前時点で74打数14安打、打率.189。不振に苦しんでいたが、自身が「慣れ親しんでいる」と話す愛着ある打順で、復調の予感を漂わせた。
一回に巡ってきた先制のチャンス 前日の雪辱果たした
前夜の苦い記憶を払拭する一打だ。25日の同戦では4番に座り、一回2死三塁の先制機で凡退。チームはそのまま0封負けを喫した。リベンジを期したこの日、一回の第1打席は前日を思い起こさせる1死三塁の好機だった。
「きのうと展開を変えたい思いはありました。でもきのうは2死で、きょうは1死だったので楽に、最低限やらなきゃいけないこと、外野に飛ばせばと考えて打席に入っていました」。相手エース・高橋の内角直球を引っ張り、右翼フェンス直撃の適時二塁打をかっ飛ばした。
息を吹き返したバット 二回2死満塁で左翼線へ2点二塁打
勢いに乗った背番号21のバットは、続く二回も火を噴いた。リードが2点に広がり、なおも2死満塁で迎えた第2打席。「頭を整理して入れた」と再び高橋から、今度は左翼線への2点二塁打をマークし、7ー0の快勝に大きく貢献した。