《SHINJOの信条》(サイクル王手の清宮に)最後、シングルが残っていたらね、セーフティー出していたけど
■パ・リーグ20回戦 日本ハム4ー3西武(8月27日、ベルーナドーム)
―(試合後自ら清宮に触れ)
「サイクルヒット?」
―リーチがかかり、三塁打で達成だった
「最後、シングルが残っていたらね、セーフティー(バントのサインを)出していたけど。きょう、上原くんが良くて。そんなに悪くなかったでしょ? でも中継ぎが全然、投げていないから、ちょっときょうは中継ぎを投げさせようというところで代えました」
―あと2、3点は取れそうな展開だったが
「はあ~。クリスキーは(クイックモーションのタイムが)真っすぐで1・38(秒)ぐらいかかる投球で、上川畑くんが良いスタート切ってもアウトになるということは、もう半歩リードを大きく取ったらセーフになる。ちょっと細かいところ。あとはけん制(死)。あれはコーチがしっかり指示しておかないと。ああいうプレーをしてくるチームなので。何回も見てきているから。コーチのミスです」
―清宮は3番に入って状態が上がっている
「いや、4番でも打っていますよ」
―状態が上がってきた
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「そうそう。そうなりますよね。3番で打てば3番が合うと。4番で打てばさすが4番だし、5番だったら5番ぐらいの方が楽に打てるよね。1番だったら1番で、なかなか合うねえと。結果が出たら、そうなるんすよ。結果が出なかったら言われる。そういう世界なので。そういうことは僕が全部、受け止めるので、選手は思いきってやってもらって」
―五十幡の内野安打で勝ち越した
「足がね。五十幡くんじゃなかったらセーフになれないし。まあでも、俺、ああいう打球は追い込まれたら仕方がないけど、もっとなんかこう、追い込まれて最後のセカンドゴロみたいな振りより、しっかりバーンと。結構、パンチ力があるから。ああいう癖をつけてほしくはない。走り打ちみたいな、片手、左手が離れて。だったら思い切り振ってガーン、ドーンという、叩きつけるバウンドの方がヒット出そうな気がしません? そっちの方が僕はやってもらいたいし、そういう意識がないと、ああいうスイングにずーっとなるから。もうこれは意識だけの問題。思い切り軸回転でバーンとボールの上っ面を叩いて内野安打を狙いにいくような。追い込まれたら、そうしてほしいなという感想をベンチで思いました」
―6位から5位に上がった
「まあまあ、徐々に徐々に上を目指していって。上のチームはたぶん、ファイターズがめちゃくちゃ嫌なチームだと思うし、やりづらい。今、これからのファイターズを背負っていく選手たちの土台ができてきたから、このまま経験を積めば、必ず相手チームから嫌がられる。断トツで上を目指せるチームというのを今、つくっている段階なので。頼もしいし、楽しみだし、そのへんはファンの皆さんも分かっていると思う」