ファイターズ
2023/08/27 23:40

スピードスター五十幡 足で奪った決勝内野安打 俊足の基礎は幼稚園時代の〝ぐるぐる巻き特訓〟

六回2死三塁、勝ち越しの適時内野安打を放つ五十幡(撮影・玉田順一)

■パ・リーグ20回戦 日本ハム4ー3西武(8月27日、ベルーナドーム)

2ー2の六回2死三塁 確信のタイムリー内野安打 

 ただのサードゴロも、この男にかかれば決勝タイムリーだ。日本ハムの五十幡亮汰外野手(24)が27日、「2番・中堅」で先発し、自慢の足でチームを勝利に導いた。2ー2で迎えた六回2死三塁の好機で、三塁線への適時内野安打をマーク。打球の勢いは強く、西武の三塁手・平沼もミスなくさばいた。それでも、球界最速の呼び声も高い韋駄天(いだてん)は、あっという間に一塁を駆け抜けた。

 「まずは何とかバットに当てることを考えた結果、自分の持ち味を生かした最高のヒットになった。(打球が飛んだ瞬間)これはいけるなと思いました」


塁上でも持ち味発揮 けん制悪送球で二進

 塁に出てからも、超特急は止まらない。まずはリードでプレッシャーをかけ、けん制悪送球を誘って二塁へ進むと、続く清宮の中前打で一気に生還。躍動感あふれる好走塁に「自分らしいプレーができたと思います」と胸を張った。

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