ファイターズ
《ハム番24時》8月28日
ジャージー姿のラフな格好が自然豊かな風景になじんでいた。今春のWBCで日本代表「侍ジャパン」の監督を務めた栗山英樹氏(62)が28日、栗山町で行われた日本ハム2軍と北海道社会人・大学選抜チームのプロアマ交流戦を視察した。
栗山氏は車で球場に到着するやいなや、この試合にスタッフとして参加していた札幌学院大野球部の3人組に「写真撮ろっか!」と笑顔で声をかけた。その表情は国際舞台で見せた勝負師の顔とは全く別物。町民から「栗さん」の愛称で親しまれる自然体な姿を見て、記者までほっこりさせられた。
記念撮影に成功した大野己一さん(20)は、「お昼ご飯を食べ終わって『あっ! 栗山さんだ』と思って見ていたら、声をかけられてビックリしました。WBCで世界と戦っている姿を見て、いつも選手一人一人のことを真剣に考えているんだろうなぁと想像していました。実際に会っても、すごく優しかったです」と感激していた。北の名将はグラウンドの内外で人々を魅了し続ける。