田中瑛が右肩痛から復活 31日のロッテ戦で今季初先発
2軍で好投を続け白羽の矢 390日ぶりの1軍マウンド
日本ハムの田中瑛斗投手(24)が31日、ZOZOマリンで行われるロッテ戦で今季初登板、初先発する見通しとなった。2軍での投球内容が認められ、ローテーションの谷間で白羽の矢が立った。育成契約も経験した6年目右腕が、およそ1年ぶりの1軍マウンドに上がる。
2022年8月6日のオリックス戦(京セラドーム)を最後に、1軍から遠ざかっていたが、右肩痛を乗り越え、ようやく出番が巡ってきた。直近では、今月23日に行われたイースタン・リーグの西武戦(カーミニークフィールド)に先発し、5回2安打無失点の好投。2軍では11試合に登板し、0勝2敗、防御率2・83をマークしていた。
昨季プロ初勝利も右肩痛発症 どん底から再びはい上がった
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昨季は育成選手として再出発も、7月1日に支配下契約を勝ち取り、同7日に3年ぶりの1軍登板でプロ初勝利を挙げた。ブレークのきっかけは、確かにつかんだはずだった。しかし、秋になると、右肩に問題が起きた。違和感は痛みに変わり、長期の治療、リハビリを余儀なくされた。
開幕には間に合わず、実戦復帰は今年5月14日、イースタン・リーグのロッテ戦(鎌ケ谷)。いきなり150キロを計測し、復活を印象づけた。これまで、度重なる試練にも屈することなく、はい上がってきた。入団当初からポテンシャルを高く評価されてきた有望株は、心待ちにしてきた舞台で、あらためて存在価値をアピールする。