ファイターズ
2023/08/28 19:25

執念の男・今川 プロアマ交流戦で原点回帰の2安打「初心を思い出しました」

五回2死一、二塁、今川(中央)が先制の適時二塁打を放ち、塁上で笑顔を見せる(撮影・桜田史宏)

■プロアマ交流戦 北海道社会人・大学選抜3ー3日本ハム(8月28日、栗山町民球場)

「4番・DH」でフル出場 マルチ安打でプロの意地

 打ちまくって、道を開く。日本ハムの今川優馬外野手(26)が28日、栗山町で行われた2軍と北海道社会人・大学選抜チームのプロアマ交流戦に「4番・DH」で先発出場。五回の先制打を含む2安打の活躍で観衆を沸かせた。

 原点回帰のゲームになった。試合を終えた今川は開口一番に「ちょっと感慨深いものがあります。みんなガンガン、アピールしようとプレーしていた。当時、プロを目指してアピールに必死だった自分のようで、初心を思い出しました」と爽やかな笑みを浮かべ、大粒の汗を拭った。

5年前はアマ側で出場 プロ1年目の清宮とも〝対戦〟

 さかのぼること5年前。当時、東海大札幌の4年生だった今川は、この日と同じ舞台で行われたプロアマ交流戦に出場。アマチュア側の一員として日本ハム2軍と対戦していた。「ファイターズの選手を見て『いいな~』と思っていました。そこには1年目の清宮もいました。恐れ多くて話しかけることもできなくて、ただ遠くから見つめていました」と、ほろ苦い記憶を振り返った。

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