電光石火のボレーが週間ベストゴール選出の札幌MFスパチョーク「今の状況を乗り越えなければ」
■8月29日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
1G1Aの勢いそのままに
北海道コンサドーレ札幌MFスパチョーク(25)が26日の前節アウェー川崎戦(等々力、2△2)で鮮烈な右足ダイレクトボレーを決め、週間ベストゴールに選ばれた。フル出場して1ゴール1アシストした前節の勢いそのままに、9月2日の次節ホームG大阪戦(札幌ドーム)で勝利に貢献することを誓った。
「自分でもびっくりするぐらいのゴールでした」と試合後に振り返っていたが、このスーパーゴールは国内外に大きなインパクトを与えていた。
やべっちの取材受け J公式X(旧ツイッター)でベストゴール選出
試合後のミックスゾーンでは、DAZNのサッカー番組「やべっちスタジアム」の取材で、ナインティナインの矢部浩之さん(51)からのインタビューに対応。28日正午から配信され、ゴール後の振る舞いについての裏話が明かされるなど、話題を呼んでいる。
同じく28日にはJリーグが公式X(旧ツイッター)アカウントで公開した「J1リーグ今週のTOP5ゴール」において、スパチョークのゴールが今節のNo.1ゴールに選出された。29日朝にティワーポン通訳(40)から教えてもらったというスパチョークは「選ばれてうれしいです。ありがとうございます」と、素直な喜びを口にした。
母国でも大きなニュース 自身のインスタでは編集動画を公開
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そしてこのゴールはもちろん母国タイでも大きなニュースとなっているそうで、「みんなにすごいと言ってもらえています」。自身のインスタグラムでゴールシーン、前半29分に見せたDF岡村大八(26)へのヒールパス、そしてMF駒井善成(31)のゴールをアシストしたシーンを編集した動画を公開すると、多くの称賛のコメントが書き込まれた。
チャナはタイ人最多8得点
このゴールが今季リーグ戦4得点目。2018年にMFチャナティップ(29)がマークした8得点というタイ人選手のJリーグ最多ゴール数も射程圏に入るが「もっとゴールを決めたい気持ちもありますが、まずはチームに貢献したいと思っています」と、自身の記録よりもフォアザチームの精神で戦うことを強く意識している。
今季2度目の2戦連発かかる
チームにとって10試合ぶりの勝利がかかるG大阪戦。同時にスパチョークにとっても、今季2度目となる2試合連続ゴールがかかっている。「チームの今の状況を乗り越えなければいけないと思っています。出場できたら、得点のことは意識しますし、チームの勝利を目指して、できる限りの貢献をしたいなと思っていますので、またたくさんのファン、サポーターが来てくれればうれしいですね」。
加入から1年弱が経過し、今やすっかりチームに無くてはならない存在へと成長した〝タイの至宝〟が、残り9試合となったリーグ戦、そして初タイトルがかかるルヴァン杯で、さらなる輝きを放ってくれるはずだ。