ファイターズ
《SHINJOの信条》(代打の郡司が決勝打)あれは勘ピューター
■パ・リーグ21回戦 日本ハム3ー2ロッテ(8月30日、ZOZOマリンスタジアム)
―(試合後自ら)
「良いゲームです。なにが良いかと言うと、1点差までいって、あの緊張感でプレーできる。選手たちはこうやって勝ってね、成長する。緊張した場面でのプレーはものすごく成長する。あそこで勝てなかったら、ズルズルいってしまうというところで勝ってくれた。田中正義くんは、良いゲームをつくってくれますね(笑)」
―田中正はピンチでも笑顔だった
「笑顔。ちょっと引きつっていたけど(笑)」
―笑顔で投げようと、指示していたのか
「言っていない。シーズン中のああいう場面で硬くなるようでは、日本シリーズで投げられない。それぐらいの気持ちで投げなさいとは、よく練習中には言ってます。『でも精神的に弱いから』と、よく話しかけてきますよ。でも、郡司くんが素晴らしかった。代打って俺、あまり経験してないから。真っすぐを狙っていたのか、聞いたら『真っすぐ一本を逆方向に狙い撃ちすることしか、考えていなかった』と。すごくない? この間の西武戦は代打で出て、2ボールなった時点でフォアボールを取ると決めていたと。俺ならがっつくけどね(笑)。2ボールになって、おいしいと。冷静にフォアボールを狙える頭の良さは素晴らしい」
【ことし6月の一問一答:中日から移籍の郡司裕也 「松本剛さんをリスペクト。技術、考え方を聞きたい」】
―代打で郡司を送り出した理由は
「あれは勘ピューター」
―守備位置の兼ね合いで、郡司は控えに回ることも