《G大阪戦前日》自分たちの原点を見つめ直しながら、日々できることを常にやっていくことが大切だと思っている
■9月1日、札幌ドームサブグラウンド
どのチームも長かれ短かれ、こういう状況はある
最初は自分で質問して、自分で答えていいですか。『あなたのチームは今9試合勝てていないが、今の状況をどう見ているか?』という話だが、自分で答えれば、我々のチームはこの9試合の中で1つでも勝利できていれば、こういう状況ではなかったかもしれない。ただ、サッカーの世界ではどのチームもシーズン中に長かれ、あるいは短かれ、こういう状況はあるだろう。G大阪もシーズン開幕当初の13試合は決していい結果を出せていなかったが、最近の12試合に関してはいい結果を出せている。
自分たちの狙いを継続してやっていくことが必要
そういう意味で言えば、今我々が9試合勝てていない状況は決して喜ばしくない、非常に苦しい状況ではあるが、必要以上に悲観的になることもないと思っている。こういう状況だからこそ、前向きなマインドで取り組む姿勢を持ってやっていくことは必要だと思うし、自分たちがどういうことをやってきたのか、しっかり自分たちの原点を見つめ直しながら日々できることを常にやっていくことが大切だと思っている。9試合の中でもちろん自分たちがいいゲームをして勝利に近いゲームもあったと思うので、しっかり自分たちの狙いとしてやってきたことを継続してやっていくことが必要だと思っている。
これまでのJリーグの歴史から見ても、札幌にこういう時期があることがその歴史の中で暗黒の歴史かと言えばそういうわけでもないと思うので、必要以上に我々は今の状況を悲観する必要は無いだろう。Jリーグには30年の歴史があるが、札幌は(J昇格からこれまでの)24年の歴史の中で何度も(J1に)上がったり(J2に)下がったりしているが、私が来てからの6シーズンはずっとJ1で戦っている。
9試合に勝てていない状況の中で必要以上に悲観的になる必要は全く無いし、J1に残留することは現実的に札幌の目標になっている。もちろん鈴木武蔵や(アンデルソン)ロペス、進藤や(高嶺)朋樹が今のチームにいれば全く違うと思うが、今置かれている現実が我々の現実であり、その現実を我々は戦っていくだけだ。
皆さんの聞きたいことを大体言って、皆さんの質問をだいぶ凝縮してあげた(笑)。9試合勝てていない状況で、そういう質問は来るなと思っていた。