札幌DF田中駿汰 ただ一人26試合連続先発出場へ DF岡村不在乗り切り10試合ぶり白星を 2日G大阪戦
■9月1日、札幌ドームサブグラウンド
北海道コンサドーレ札幌は2日のG大阪戦(札幌ドーム、13時キックオフ)に向けて、11対11やセットプレー練習などで最終調整を実施した。今季ここまでのリーグ戦全試合に先発出場していたDF岡村大八(26)が前節の川崎戦(等々力、2△2)で受けたレッドカードにより出場停止。守備の要不在のピンチを同じく全試合で先発出場中のDF田中駿汰(26)が救い、チームを10試合ぶりの勝利へ導いてみせる。
前節までリーグ戦全試合に先発した岡村と田中駿
2月18日に広島とのJ1リーグ開幕戦(Eスタ、0△0)を戦ってから約半年。試合ごとにスターティングメンバーが入れ替わる中、第25節まで不動であり続けたのが3バック中央の岡村と右の田中駿だった。DFラインでコンビを組み続けてきた相棒が初めて欠場となるが、「ずっとハチくん(岡村)とやってきましたけど、誰が出ても(やることが)そんなに変わることはないと思うので、しっかりと声をかけ合いながらやっていきたいなと思います」と、代わりに入る選手と連係を取りながら岡村不在の窮地を乗り切ってみせる。
昨季はリーグ戦32試合出場、プレー時間2847分とチームトップの数字をたたき出した田中駿。今季も先発出場した5月19日京都戦(札幌ドーム、2〇1)で、試合中に右足首を捻挫したため後半16分に途中交代した以外はリーグ戦24試合で先発フル出場している。出場25試合は岡村、MF浅野雄也(26)と並んでチームトップタイ。プレー時間2221分は堂々のチームトップと鉄人ぶりを披露している。
この日行われた11対11では主力組の3バック右でプレー。G大阪戦でもチームただ一人リーグ戦26試合連続先発出場が濃厚だ。「ずっと出させてもらっているので、そこは責任感を持ってやりたいです」。チームに絶対に欠かすことができない主力の一人として、中学時代をジュニアユースの一員として過ごした〝古巣〟撃破に臨む。