コンサドーレ
2023/09/02 20:00

札幌ついにトンネル抜けた! タイから約50人の現地応援受けたMFスパチョークが2ゴール

前半13分、ゴールを決めたMFスパチョーク(左)がチームメートと喜ぶ(撮影・小田岳史)

■J1第26節 札幌4-0G大阪(2日、札幌ドーム)

6月3日柏戦以来の勝利

 ど派手な4発大勝で、長いトンネルをついに抜けた! ホームでガンバ大阪と対戦した北海道コンサドーレ札幌は攻守両面で相手を圧倒し4-0で勝利。6月3日柏戦(三協F柏、5〇4)以来となる10試合ぶりの勝利をつかみ取った。

前節川崎戦に続くゴール

 この試合で大活躍を見せたのが、先制ゴールを含む2得点をマークしたMFスパチョーク(25)。母国から駆けつけた大勢の人々からの応援を力に変え、前節の川崎戦(等々力、2△2)に続いて、またしても札幌サポーターに強いインパクトを残した。〝タイの至宝〟と呼ばれる男が、その名に違わぬ強い輝きを放ち続けている。鮮烈なダイレクトボレーを披露し1ゴール1アシストの活躍を見せた川崎戦に続いて2試合連続でスタメン出場したスパチョークが、札幌ドームのピッチの上でもすばらしい躍動を披露した。

「ボールを1回落としたのが良かった」

 口火を切ったのは前半13分。左サイドでボールをキープしていたFW小柏剛(25)からパスを受けると、ワントラップ後すばやく右足を振り抜いた。ゴールマウス手前でワンバウンドしたボールはG大阪GK東口順昭(37)が伸ばした両手をすり抜けて右サイドネットへ突き刺さった。「(パスを受けた)瞬間、シュートしようと思って。ボールを(ゴール前で)1回落としたのが良かった。入ってくれて良かったです」。10試合ぶりの勝利を目指すチームにとって、のどから手が出るほどほしかった先制点を見事にゲット。川崎戦のゴール後には「入った瞬間、びっくりして固まってしまいました」と直立不動のままチームメートの祝福を受けたが、この日の先制点後はダンスパフォーマンスを披露してゴールの喜びを表現した。
 

前半13分、先制ゴールを決めたMFスパチョーク

 

小柏シュートのこぼれ球を押し込む

 

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